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後輩書記シリーズ第2巻(新刊)のブックカバーが本物になりました!

おかげさまで、ゆるふわ妖怪小説短編集の単行本第2巻が完成しました。
タイトルは「後輩書記とセンパイ会計、不滅の陶器に挑む」です。
これを言うと宣伝の常套句みたいですが、本気で、第1巻を上回る内容になっていますので、
ぜひイベントや通販をご利用いただき、手に取っていただけますと幸いです。

さて、そんな後輩書記シリーズ待望の第2巻ですが、
なんと、日頃からツイッターで相互フォローさせていただいている
在野の妖怪玩具師・霹靂火さんが、ふみちゃんが2巻の表紙で持っている本のブックカバーを
実際に作られましたので、ご紹介したいと思います。

まずは、第2回の表紙はこれですね。よく見てくださいよ。
「後輩書記と不滅の陶器に挑む」表紙


はい! そう、これが霹靂火さんが作られたブックカバー。
後輩書記2巻ブックカバー


ほんと、すごくないですか?

もう表紙から飛び出してきちゃって、本物になったわけですよ?

作者として、こんなに嬉しいことがありますか。感涙ものですよ。
別にいいんです。いろんな人に羨ましがられたって。
それだけ、ふみちゃんと数井くんの二人が大事にされてるってことだと思います。

PDFもダウンロードできるそうです。
詳しくは霹靂火さんのブログをご覧ください。

さて、その第2巻「後輩書記とセンパイ会計、不滅の陶器に挑む」ですが、
すでに通販も開始しています! 現在、こちらの2種類の方法があります。
Amazonは入荷したばかりの時は、発送に少し時間がかかりますが、ご了承ください。

Amazonで購入
架空ストアで購入

また、イベントでは、2012年11月18日(日)の第15回『文学フリマ』にて、
ブース【ア-15】で販売します。(※今回は小説サークル「絶対移動中」様と共同出店です)
2階ですので、お見逃しなく! 会場内の見本誌コーナーでも試し読みすることができます。

東海エリアにお住まい方は、2012年12月16日のコミックライブ(会場:ポートメッセなごや)にも
単独で「眠る犬小屋」で出店予定なので、どうぞお楽しみに♪


よろしくお願いします。
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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

第14回 文学フリマレポート

GWの最終日、5月6日(日)東京流通センターで開催された第14回「文学フリマ」。同人誌即売会の中では小説系のブースが割と多い印象のあるイベントです。

さて、今回は、岐阜の純文系総受け人・加楽幽明くんと、仙台の綺談テラー根多加良さんと、三人で共同ブースを出すことになり、私も思い切って(満を持して?)幻想系ゆるふわ作家として単行本を作ることにしました。

■本が出来るまで
最初に、加楽幽明くんの新刊「シンクロニクル弐號」の寄稿作品を書きあげました。後輩書記シリーズの最新作「後輩書記(中略)逆夢の悪鬼に挑む」です。
※ちなみに、この最新作は私の単行本には載せていません。シンクロニクル弐號でお楽しみください。

実のところ、三月までは名古屋の妖怪話を書いていたり、年度末で働き詰めだったりしてほぼ手付かずでした。
四月になり一息ついたところで、ようやく単行本作りに着手。短期間でそれなりのクオリティを出すために急ピッチで構成を固めました。

まず、これまで「へんぐえ〜桔梗〜」に始まり、いろんな人様の同人誌に寄稿してきた同シリーズを一冊にまとめることにし、なおかつ新作やシリーズ外の妖怪系短編を加えることに決めました。

創作は孤独です。孤独との闘いです。しかし、経験者からの情報は大事だと実感。腑楽さん、秋山さん、鳥子さん、幽明さんらの同人誌に寄稿させていただいた縁を通じて、いろいろ教わりました。

単行本の掲載作品とページ数が決まり、印刷見積をネット予約で確認。広告会社勤務のおかげで、印刷物の知識はあり、見積はスピーディに取れました。三社に合見積りを取ったのはたぶん職業病です(笑)

表紙と挿絵は、四月に入ってTwitterで相互フォローしたばかりの葛城アトリさん。妖怪好きで、ふわっとした女子中学生が描ける絵師さんを実はずっとずっと探していたのですが、アトリさんのサイトやpixivを見て、「この人しかいない!」と一目惚れして即刻メールしました。

後輩書記シリーズの小説も読んでいただき、快諾を得て、早速ラフを描いていただきました。緊張したのはラフを確認する瞬間。メールを開けて、ふみちゃんと数井くんが絵になったときの感動を誰に伝えたらいいのか。心の中で小躍りしました。これがオリジナルキャラへの愛です。
で、構図の調整などを少し相談し、いざ本描きを依頼。

印刷所を決めて、入稿日を連絡し、本当に短期間であのクオリティの表紙と挿絵を描いてくださったアトリさんには感謝の思いが尽きません。
後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む

次は告知です。
Twitter、文フリ関連サイトなどでひたすら告知を行いました。
文学フリマの公式Wikipediaだけはwiki文法がわからず時間がなく諦めました。文法はいずれ身につけたいと思います。
Happy Readingという立ち読みサイトは本当にいい仕組みです。登録が簡単だし、実際そこで試し読みして買いに来てくれたお客様もいらっしゃいました。

それから、売り場作り。今回一番悩んだのがこれです。
表紙は目立つデザインですし、サイズもA5なのですが、やはり商品が一種類だとかなり寂しい。手芸ブースや常連さんみたいな“選ぶ楽しみ”もないのです。
しかし、ここは広告マンの知恵の絞りどころ。
とりあえず考えたのが、メインビジュアルをいろんなサイズでグッズ展開っぽく物を配置し、賑わいを出すことです。Twitterや立ち読みサイトで表紙を覚えてくれた方も思い出しやすくなります。

もうひとつ、卓上に飾ったのは氷里さんに助言いただいた「妖怪切り絵」。お客さんと妖怪の話を少しするきっかけが作れるし、手芸品の好きな方が文フリ来場者には多いと思います。
材料を買い、半日かけて自作しました。後輩書記シリーズで扱った妖怪をみんな盛り込んだものです。写真を撮って行くお客さんもいて大好評でした。
妖怪切り絵

そして現物。印刷所から直接搬入してもらったので、会場で単行本と初めてのご対面。うわー!すげーきれいな色が出てる。やっぱりクリアPP加工して良かった!
中の紙は上質90kの淡クリームキンマリ。いわゆる文庫本の紙の色です。厚みもちょうどいい。挿絵もきれいに刷れてました。

本をしげしげ眺めていたら、ブース装飾を急がないといけなかったので、布を敷いて本とPOPと値札と切り絵を置きました。
値札にもひと工夫。和風の折り紙で台を作り、カードを差しました。下の布も含め全体ど和物のぬくもりを出すことにしました。

で、完成したブースを記念にパチリ。一般参加者の会場五分前です。
文学フリマブース

あと、本をなぜA5にしたのか、と打ち上げ後に秋山さんから聞かれました。
本の手の収まり感、文字の大きさなどを考えると、A5で二段組みにしようと思いました。あとは、中の挿絵が二点なので存在感を出したい。定型サイズは絵師さんや印刷所とコミュニケーションしやすい。など、いろんな理由です。

■販売スタート
見本誌コーナーに本をセット。なるべく手に取りやすい場所に。発色がきれいなクリアPPはよく目立ちます。
 
ブースには、久しぶりに会う方、初めて会う方も多く訪れていただきました。
以前京希さん主催のオフ会で知り合ったすみたにさんが買いに来てくれました。女子高生のお客さまです。会場早々来てくれるなんて感激です。元気出ました。
SF評論で優秀賞に輝いた渡邊利通さんと初対面!昔、私のシュールコメディ小説にコメントをいただいてからのご縁ですが、買いに来てー!とお願いしたら本当にお越しくださいました。厚く感謝。
添田さん、若千さん、百三さん、タカスギさん、楽士さん、たなかなつみさん、葉原あきよさん、渋江くん、もにょさんらが続々とご来店。渋江くん、ジャケットが暑苦しいです(笑)
月季さんに初めてお会いしました。静岡からとは!しかも差し入れまで!ありがとうございます。
心臓常連のkoroさんもご来店。なんか女優さんみたいでしたよ。根多加さんもテンションMAX!(笑)
koroさん、私の切り絵に興味津々で、売ってくださいと頼まれました。量産できないけど…!次はがんばります。
キセンさん、踝さん、秋山くん、ことひとさん、なっちゃん、鳥子さん、御於さん、中根さん、腑楽さん、五十嵐さんらも来店。※漏れてたらごめんなさい。
ちなみにオチ担当・峯岸くんは閉店間際に来て見本誌を読んで「これってラノベでしょ? 俺ラノベは読まないし」と捨て台詞をかまして去りました。愛なき時代に生まれた男ですよ。お前に読ませるふみちゃんはねぇーっ!(笑)

と、知り合いの方々を紹介しましたが、知り合い以外で本を買ってくださった方はもっと多かったです。
例えば、大学生らしいカップルが立ち止まり「妖怪ですか?」と聞くので「はい、ライトな妖怪ものです」と答えると「じゃあ、買いだね」と二冊ご購入。新時代が来た感じがしましたよ!

という感じで十六時にイベント終了。おかげさまで販売は好調、初めての単行本は三十冊売れました。幽明くんのシンクロニクル弐號も、根多加さんの扱った綺談集や純文学同人誌も好調な売れ行きでした。
私のは、残部のうち二十五冊は密林社様に預けてAmazon通販に。
残りはまた今後のイベントで販売します。今回入手できなかった方は、Amazonか夏のイベント情報をお待ちください。よろしくお願いします。

打ち上げは、秋山くん、踝さん、キセンさん、鳥子さん、もにょさんらの組に合流。有村さんや宵町メメさんとも挨拶。最後はだいぶ眠くなりましたが、秋山くんとサシでもう一軒行き、創作のことなんかを語り合ったりしました。
とりあえず秋山くんはいろはさんの続編で「にほちゃん」という妹を出せばいいと思うな。

■反省会
ひとつやってしまいました。
あれだけきちんと用意した購入特典の特製しおりを、サンプル以外全部名古屋に置いて来てしまいました。ごめんなさい。ごめんなさい。
ゼッタイ鈴子さんにもしばかれる……!
とりあえず、購入者の方々はお会いできる機会にお渡しします。ほんとすいません。

出展者のみなさん、来場者のみなさん、どうもありがとうございました。
またこれからもよろしくお願いします。

■通販はこちら!

後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む後輩書記とセンパイ会計、不浄の美脚に挑む
(2012/05/10)
青砥 十

商品詳細を見る


よろしくお願いします。

文学フリマレポート トラックバック
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20120506

テーマ : 同人小説
ジャンル : 小説・文学

バトンの回答

 御茶林研究所の茶林小一さんから「物書きに捧ぐ質問攻めバトン」というのが回ってきたので、答えてみようと思います。
 もうバトンなんて遺物かと思ってましたが、どっこい生きていた!と結構失礼な前置きをしつつ、フランクに述べたいと思います。

1.名前を教えてください
 sleepdogというのがハンドルネームで、TwitterのIDでもありますが、近年参加している同人誌などでは青砥十と名乗ってます。単純に縦書きでsleepdogは使いづらいからで、大した意味はありません。強いて言うなら、アイウエオ順で先頭に来やすい名前だという姑息な狙いがあります。ええ、ありますとも(笑)
 ちなみに、mixiでつながってる人は本名も知ることができると思いますが、実は本名の苗字で「○○さん」と呼び掛けられると0.5秒でキュン死するので(ただし女性に限る)、あまり広めてません。
 sleepdogと青砥は作風で使い分けは特にありません。両方とも平等に愛して構わないですよ? つか、七色の文体とか寝ぼけたこと言ってる火星人には「あんた緑一色(リューイーソー)だよ?」と温かい言葉を送りたいです。

2.主にどんな話を書きますか?
 作品の数では「短編小説」が一番多いです。企画物は何かと原稿用紙10枚という規程が多くて、そのサイズが手慣れたものになりました。
 なぜ、短編小説が多いかと言うと、理由は二つ。一つは、自分の作風に最も大きな影響を与えた村上春樹の短編小説が大好きだったから。「パン屋再襲撃」とか「納屋を焼く」とか。
 もう一つは、ネット小説を始めた頃に参加した投稿サイト「ブランバー」がすごく勉強になるコミュニティサイトだったから。浅井さん、卯月さん、まあぷるさんなどたくさんの方と出会い、ネット小説の世界にのめり込みました。
 ジャンルはざっくり言うと幻想小説です。時にファンタジーや冒険のテイストが強かったり、怪奇物だったり、青春や恋愛だったりしますが、作品ごとに独自の世界観を描くこだわりがあります。ある世界にキャラクターを放ち、駆け巡らせることで世界の輪郭を感じてもらう書き方をしています。

3.ものを書き始めたのはいつですか?
 小説を書き始めたのは高校一年生です。当時は推理小説を何作か書いてました。幻想小説を書くようになったのは大学生からです。

4.同時進行で何本くらい書けますか?
 あんまり考えたことがありません。短編小説書きには不向きな質問かな、と。キャパシティ的としては三本くらいでしょうか。

5.長編と短編どっちが好きですか?
 プロの本なら長編をよく読みます。ただ、ネット小説だと、短編が手軽に読みやすいので短編が多いです。しかし、ネットの短編は「焦点が曖昧で微妙なもの」が多々あるので、ガッカリすることもあれば、予想外のヒットに巡り合うこともあります。
 焦点が曖昧なのと、起承転結ができてない、詰め込みすぎ、はどれもニアリーイコールなのが実際のところ。大河ドラマの脚本じゃないんだから、小説ではモチーフ(物語の構成要素)を欲張るより絞ったしたほうが印象に残るシャープな作品が書けます。それは長編も短編も差はありません。

7.今まで最大で何ページ書きましたか?
 連載中(休載中)の「全力のハクア」は20万字近くを書きました。400字詰め原稿用紙だと500枚近くですね。

8.使いまわしたいくらい好きなキャラはいますか?
 「使いまわしたい」という言い回しは個人的には苦手ですが、同じ主要キャラクターで続編を書きたいと考えている作品は「音撃の双剣」です。

9.出来ればシリーズにしたい.という話はありますか?(出来ればタイトルも)
 実はシリーズってそんなに安直に書くものでもないと思うのですが、シリーズ形式で物語を育てるスタイルはありだなと思います。
 現在、「後輩書記とセンパイ会計」で、連作という試みをしています。さして目新しいチャレンジでもなく、むしろ中学生カップルをどこまで楽しく書けるか、くらいの軽い創作目的なんですが、断片に触れたときせっかくだから他を集めたくなる感じにしたいと考えてます。

10.消し去りたいという話はありますか?
 作品の価値は上手いか下手かだけではないと思っています。後悔の念も含め、自分が書いた作品は自分の生きた軌跡です。アルバムを開くような感覚で、過去の作品を時々読み返し、読者になった気持ちで楽しんでいます。

11.物書き中これだけははずせないということやものはありますか?
 一つは結末。結末と言える結末があるだけで、読後感を大きく左右します。
 あとは、女性あるいは女の子でしょうか。男一人だけの作品は極めて少ないと思います。

12.この人の影響を受けたという物書きはいますか?
 先述でも出ましたが、村上春樹です。他にもたくさんいますが、外せない存在です。

13.こんな文を書きたいという理想はありますか?
 五感で感じる文体です。
 視覚は当然ですが、音、匂い、手触り、温度、そうしたものがしっくり来る文章。まるでそこにいるかのような臨場感をどれだけ感じられるかが、私の幻想小説の醍醐味になればと思います。

14.一番最初に書いた作品さらせますか?
 高校の文集に収録されているので無理です(笑) ブランバーに初めて投稿した短編小説は「月と毒虫」です。これは割と通好みなので、よかったら読んでみてください。

15.次回作の構想はありますか?
 とりあえず、連載の再開です。

16.創作派? 二次創作派?
 二次創作は書かない買わない関わらない主義です。

17.(16について)何故そっちなのですか?
 自分にしか書けないオリジナリティにこだわりたいからです。
 二次創作という活動については否定はしませんが、どうでもよいのですが、18禁やBLや百合の領域まで行くと「あなたは原作者の心中を考えましたか?」と問いたくなります。
 そして、理由はどうあれ原作者が不快になったり迷惑に思ったりしたら潔く即刻辞める覚悟くらい持つべきだろうと思います。

18.盗作についてどう思いますか?
 やられたことはないですが、罪悪感がない時点で人として終わっていると思います。卑小というか、空虚というか、物書きの端くれなら自分のアイディアと文章で作り上げろ、と。
 もちろん世界は広く、表現は自由で、流行りもあるので、プロや他人の作品と設定やモチーフがかぶることはあります。ただ、割と似てるな、とまんまじゃん!の間には明らかに違いがあります。
 あと、盗作された側も、臆さず徹底的に意つ思表示すべきです。泣き寝入りは、必ず心に傷を残します。

19.これからも物書きであり続けますか?
 ずっと何か作品を書いてますよ(笑)

20.物書き5人に回してください
 まあ、それは勘弁ということで。

マイベストランキング2010

というわけで、執筆作品一覧から、マイベストランキングです。
連載中の「全力のハクア」は除きます。

<マイベスト作品ランキング>

1位「新世紀ビジネスドッグ学園 ~もしも飼い犬がドラッカーを読んだら~」

2位「音撃の双剣」

3位「ペンギンの女神」

1位はビジネスドッグ学園です。飼い犬の一人称という新感覚ラブコメでしたが、ルームメイトみたいな友情も織り込めたのがすごく良かったのでは。前編ラストのメモは今読み返してもぐっと来る(笑)

2位は「音撃」。自分が書きたいファンタジー要素を余すことなく盛り込んだ。誰に読ませても恥ずかしくない作品。

3位はちょっと迷ったけれど、完成度から「ペンギンの女神」に。キャッチーさがうまく書けたいい恋愛小説だった。


<マイベスト男キャラランキング>
※「ハクア」も含む。

1位 テヌートじいさん from「音撃の双剣」

2位 朱鳥タツヤ from「全力のハクア」

3位 海渡 from「新世紀ビジネスドッグ学園」

テヌートじいさんは、いいところを全部持って行きすぎた。隊長を叱責するシーンや、妻の焼いたドーナッツを食べながら「嫁も作れねえならダメだ」と話すシーンが個人的にお気に入り。

2位のタツヤは最初女の子に囲まれるだけのぼんやりキャラでしたが、7話(天体観測編)あたりから俄然書くのが面白くなった。本当は能力高いのにまわりが濃くてヘタレに見えちゃうサポートキャラ。

3位は海渡。爽やか男子高校生は初めて書いたけど、色男でなく気配りのできるいいやつに書けた。彼がもしこけていたら、たぶん作品もこけていた。


<マイベスト女キャラランキング>

1位 乙女 from「新世紀ビジネスドッグ学園」

2位 トリル from「音撃の双剣」

3位 魅伊沙 from「新世紀ビジネスドッグ学園」

1位は乙女ちゃん。世話焼きでノリツッコミが異常に発達したボクっ娘という超アクロバティックキャラ。犬がiPadを使っている絵を想像するだけでもかなり面白い(笑)

2位はトリル。強気だが待つ女の子のいじらしさ。「どうして私の約束だけ…」という台詞が作品を引き締めた。生活感や未来を与えてくれた大事な存在。

3位は魅伊沙。あの乙女ちゃんを振り回す天然っぷり。言いにくいことは全部乙女ちゃんのせいにする図々しさ。憎めないガーリッシュ。

次点はハクアとペンギンスーツの菜由さんです。

年忘れだよ!オフレポ大阪贖罪編

今年最後のオフレポかな? たぶん。

大阪の梅田で、SF時代劇作家・茶林さん、清純派絵師・リーブさんとクリスマス後のオフ会をしてきましたよ!
二人には今年大変お世話になりました。ありがとうございます。


リーブさんが仕事でちょっと遅れてくるということで、茶林さんと梅田駅内で待ち合わせ。大阪駅近くのベトナム料理店を予約していただいたので、再会の挨拶もそこそこに向かう。実は、三人でこの店に来るのは二度目なのですが、場所の記憶があいまいで、迷ってしまった。わかりにくい場所ではあるんだよねー。


で、アオザイの美女に迎えられるものの、あれ? 店員さん減った? という疑問を抱きつつ、席に通される。ビールで乾杯。私の参加するメンズオフ会は、だいたいこの展開です(笑)

茶林さんがよほど女性店員さんと話したいのか、メニューを開きながら「おすすめはなんですか?」と聞いてましたが、とりあえず定番の生春巻きやカエルの唐揚げを注文。あと、トントロのローストとかもすごく美味しかった。

※ちなみに、個人的な裏話になりますが、「寮生類帰農進化論」のベトナム料理店はここがイメージです。地下には秘密施設があります(笑)


乾杯と同時に、文学フリマで茶林さんに買ってきた「へんぐえ ~せるりあん~」を渡す。誕生日プレゼント(?)的な位置づけ。年齢の話しをするなだって? もう遅いわ。

今回は文学フリマでたくさんの超短編作家さんや妖怪絵師さんに会ったので、特にへんぐえ参加者を中心に、サインを書いてもらってきました。ただ、普通の「茶林さん江」では面白くないので、いつか彼が東京に侵略……もとい遊びに来たときの予防線として、「おっぱい好きな人なので、愛のあるメッセージをお願いします」と言って回ったら、真面目なへんぐえ関係者の方々は、大変素直に書いてくれました。

反省はしていない。

詳しくは文学フリマのオフレポを読んでください。飲み会参加者には全員書いてもらいました。(うーん、もし楠沢さんにお会いできたらサインをねだったのに、ちょっと残念)


で、しばらく二人で今年の振り返りをする。


「犬祭」の復活は、茶林さんにとっても非常に創作意欲を掻き立てられるトピックスだったそうで、そんなお言葉をいただくと、主催者冥利に尽きます。たとえ、Zカップがどうのこうの言ってても、ありがたいものです。

それから、オンライン文化祭の話。茶林さんの切り込み方は鮮烈というかアホ丸出しというか(誉めてます)、あえて舟幽霊でたとえるなら、舟を柄杓じゃなく魚雷で沈めにかかるわけですが、そんな私は最近ライトなキャラ萌え路線に若干走ってて、「新しいものを生み出そうというチャレンジ精神が足りない!」と叱られる。
いや、あなたこそ、おっぱい小説が定番じゃないのさ(邪笑)。

でも、茶林さんの作品はどこか手塚治虫的というか、スターシステム(同じキャラが手を変え品を変え登場し、累積された濃厚なイメージを作り上げる)を使っている、希有な人なので、天然記念物としてぜひみなさん扱ってあげてほしい。でも、その書き方はすごく難しいだろうけど、ちょっと真似してみたいな、と思う。

あと、ゾンビ祭りの話しもする。もちろん、卯月さんとどんなお店に行ったか、茶林さんに説明しました。で、茶林さん「案外普通ですね」と言ってたけど、卯月さんとは初対面だからね! 私だって無茶はしないですよ?


それから、リーブさんが登場し、クリスマス反省会へ。茶林さんは当日は謙虚に立派に働いていたということで、社会人の鑑とも言うべきわけですが、リーブさんはUSJでリア充だったということで、茶林さんのメガネが怒りのために曇ってました。

あと、リーブさんには今年、私の連載小説「全力のハクア」の扉絵を描いてもらったわけですが、これがかなり評判がいいです。いや、ほんとに。で、ぜひ、他のキャラもお願いしようと思ったら、「次こそは男の人を描かせてもらえるんですか?」と逆に聞かれる。いえ、この小説のお題は幼女です。またよろしくお願いします。


三人で、女性に対するアプローチの仕方に関して意見が分かれる。
今になって振り返り、たとえるなら、そう、茶林さんは織田信長。できちゃった結婚してないほうの織田くんです。「鳴かぬなら」というやつですね。天下統一の野望に満ちているわけです。リーブさんは豊臣秀吉。「鳴かせてやろう」です。女性からいつの間にか自然と信望を集めるタイプと思います。私は徳川家康。「鳴くまで待とう」です。誰が一番スケベ根性があるか、わかりますね?


そんなこんなでお開きに。今年の素晴らしい締めくくりオフ会、お相手は、変態作家・茶林さんと、少女絵師・リーブさんでした。また来年~!
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プロフィール

青砥 十

Author:青砥 十
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、奈良県在住。どうぞよろしくお願いします。

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