集合時間より早く新橋駅に着いたのですが、何しろ手荷物が多かったので、まずは予約していたホテルにチェックイン。いや、なんで手荷物が多かったって、婚礼用のスーツとかもあったのですが、結婚式の二次会でビンゴゲームがあり、なんと「アブスライダー」とかいうあの床をゴロゴロするダイエット器具をもらってしまったもので、もたもたしていたのでした(笑)。
で、ホテルに荷物を全部置いて新橋駅に。「500文字の心臓」の管理人・峯岸さんとは一昨年京都オフで会ったのですが、他の方は初対面。みなさん揃っていて、とりあえずご挨拶。お店へ移動。
今回の参加者は、峯岸さん、はやかつさん、根多加さん、水池さん、いさやさん、赤井都さん、ひょーたんさん、マンジュさん。ドリンクを待ちつつ一人ずつ自己紹介。根多加さんから小粋な名刺をいただきつつ、うおー、なんかこういう場って新鮮だなぁ、とひとり感激しつつ、乾杯の発声などをさせていただく。「ビバ東京ナイト!」
水池さんが企画した「回廊」のリレー超短編のこととか(心臓チームはなんと今夜全員揃ってるし^^)、「千文字世界」とか、MSGPの去年のベストバウトとか、なぜ犬属性が多いのかとか、ビバ!ERO同盟とか、いろいろな話題に花が咲く。特に犬属性が三人て、いったいどういう団体なのか(笑)。そういえば、いさやさんは挨拶からすでに「犬です」と言っていて、まったく私のお株を奪われてしまったような(苦笑)。
頃合を見て、お土産のロイズのチョコレートをみなさんに配る。よろこんでもらった上に、赤井さんから「いい人」認定を受ける。ありがとうございます。お返しにはやかつさんから珍しいビールをいただく。ありがとうございます。
席を移って峯岸さんと話すが、いきなり次期「500文字の心臓」管理人ってどーよ、という話題になり、マンジュさんにも何やら応援されてしまったが、さすがに「ブランバー」とダブル管理人は無理っぽいと遠慮する(^-^;)。すいません、すいません。
そして、行商人・赤井さんから素敵な和装本「朝露」と、ミニ掛け軸を購入。私も切り絵とか出来ますとか言いつつ、何だか行商チームにこっそり参加できそうな様子。ちなみに、行商チームのひょーたんさんは、私のmixiネームを知ってかなり驚いた様子。マイミク申請しておきます(笑)。
そしてそして、なんとガチャガチャまで登場。一斉に注目が集まるなかで、峯岸さんはタカスギさん、たなかえくぼさん、ゆっくり大王、さかなさん、といろんな人に電話をかけて、私も電話でご挨拶。タカスギさんは朗らかで、えくぼさんは戸惑いつつ、ゆっくり大王にはあの名台詞を聞かせていただいたり、さかなさんには前回の「犬祭」でのお礼を言ったり、ほんとてんこ盛り。
一次会を終え、赤井さんとひょーたんさんが帰宅された後、近くのカラオケへ移動。歌うのか歌わないのか手探りな空気の中、とりあえず水池さんと私が店までの道すがらパフェ、パフェと連呼していた影響か、なんと全員がパフェをオーダー。店員も受話器の向こうで「うへぇっ?!」と声ならぬ声をあげつつ、最終的に7人前のパフェが並ぶ壮観な絵に(笑)。何の儀式だ、ビバ!パフェ同盟。
根多加さんのテクノな熱唱や、水池さんのファルセット(アース?)にはじまり、カラオケも大盛りあがり。最後はマンジュさんの素敵なバラードで締めとなりました。
そして、みなさんとは新橋駅でお別れし、私はネットカフェへ寄り道。今年のMSGPのタイトルを選んだ後、ホテルへ帰着。
いや〜、ほんとに充実した楽しい夜でした。幹事をしてくださった峯岸さん、参加してくださったみなさん、電話に出てくださったみなさんに厚く厚く感謝。また東京に行く機会があったら、よろしくお願いします。
で、ホテルに荷物を全部置いて新橋駅に。「500文字の心臓」の管理人・峯岸さんとは一昨年京都オフで会ったのですが、他の方は初対面。みなさん揃っていて、とりあえずご挨拶。お店へ移動。
今回の参加者は、峯岸さん、はやかつさん、根多加さん、水池さん、いさやさん、赤井都さん、ひょーたんさん、マンジュさん。ドリンクを待ちつつ一人ずつ自己紹介。根多加さんから小粋な名刺をいただきつつ、うおー、なんかこういう場って新鮮だなぁ、とひとり感激しつつ、乾杯の発声などをさせていただく。「ビバ東京ナイト!」
水池さんが企画した「回廊」のリレー超短編のこととか(心臓チームはなんと今夜全員揃ってるし^^)、「千文字世界」とか、MSGPの去年のベストバウトとか、なぜ犬属性が多いのかとか、ビバ!ERO同盟とか、いろいろな話題に花が咲く。特に犬属性が三人て、いったいどういう団体なのか(笑)。そういえば、いさやさんは挨拶からすでに「犬です」と言っていて、まったく私のお株を奪われてしまったような(苦笑)。
頃合を見て、お土産のロイズのチョコレートをみなさんに配る。よろこんでもらった上に、赤井さんから「いい人」認定を受ける。ありがとうございます。お返しにはやかつさんから珍しいビールをいただく。ありがとうございます。
席を移って峯岸さんと話すが、いきなり次期「500文字の心臓」管理人ってどーよ、という話題になり、マンジュさんにも何やら応援されてしまったが、さすがに「ブランバー」とダブル管理人は無理っぽいと遠慮する(^-^;)。すいません、すいません。
そして、行商人・赤井さんから素敵な和装本「朝露」と、ミニ掛け軸を購入。私も切り絵とか出来ますとか言いつつ、何だか行商チームにこっそり参加できそうな様子。ちなみに、行商チームのひょーたんさんは、私のmixiネームを知ってかなり驚いた様子。マイミク申請しておきます(笑)。
そしてそして、なんとガチャガチャまで登場。一斉に注目が集まるなかで、峯岸さんはタカスギさん、たなかえくぼさん、ゆっくり大王、さかなさん、といろんな人に電話をかけて、私も電話でご挨拶。タカスギさんは朗らかで、えくぼさんは戸惑いつつ、ゆっくり大王にはあの名台詞を聞かせていただいたり、さかなさんには前回の「犬祭」でのお礼を言ったり、ほんとてんこ盛り。
一次会を終え、赤井さんとひょーたんさんが帰宅された後、近くのカラオケへ移動。歌うのか歌わないのか手探りな空気の中、とりあえず水池さんと私が店までの道すがらパフェ、パフェと連呼していた影響か、なんと全員がパフェをオーダー。店員も受話器の向こうで「うへぇっ?!」と声ならぬ声をあげつつ、最終的に7人前のパフェが並ぶ壮観な絵に(笑)。何の儀式だ、ビバ!パフェ同盟。
根多加さんのテクノな熱唱や、水池さんのファルセット(アース?)にはじまり、カラオケも大盛りあがり。最後はマンジュさんの素敵なバラードで締めとなりました。
そして、みなさんとは新橋駅でお別れし、私はネットカフェへ寄り道。今年のMSGPのタイトルを選んだ後、ホテルへ帰着。
いや〜、ほんとに充実した楽しい夜でした。幹事をしてくださった峯岸さん、参加してくださったみなさん、電話に出てくださったみなさんに厚く厚く感謝。また東京に行く機会があったら、よろしくお願いします。
4月22日(土)〜23日(日)に東京に行ってきました。
22日が友人の結婚式だったのですが、日曜は休みだし、せっかくだから東京でオフ会が出来ないかなぁ、と思っていろいろお誘いしてみたわけです。欲張りですいません(^-^)。
そしたらなんと、ベノさん&夜野さんのおやつ会と、「500文字の心臓」の方々との飲み会と、贅沢なダブルオフが実現してしまいました。普段創作に関してあーだこーだしゃべれる機会なんてないもので、もうウキウキでした。というわけで、待ちに待ったオフレポです。
さて、23日ですが、3時にベノさん&夜野さんと新宿駅南口に集合。
ベノさんと夜野さんは前にコハリトさんを交えて合ったことがあるので、顔見知りなのですが、私は何しろお二人とも初対面ですから、新宿南口の雑踏にしばらく揉まれておりましたが、無事にベノさん、夜野さんにお会いできて、じゃあ近くの喫茶店へ珈琲でも飲みにいきましょう、という流れに。
まずはお土産のチーズ詰め合わせを二人にお渡しし、お返しに夜野さんからなぜか真っ赤なTシャツをいただく。ありがとうございます。豆乳ラテというマメマメシイ飲み物が気になりつつも、「おやつ会」だし、と思って普通にケーキセットを注文。
で、簡単に自己紹介したあと、早速本題の「創作談義」に入りましょうか、という異様な団体ぶり。実はベノさんの掲示板に出没する文字ゲリラさんからいろいろオフ会のテーマを提供していただいたという他力本願な団体ぶり(笑)。すると、ベノさんはバッグからiBookを取り出し、マイクを取り付け、これで3時間くらい録音できるはず、と準備をはじめる。すげええぇぇ、インタビューみたいじゃん!と目を輝かせつつ、サ店の片隅で妙にサイバーな団体ぶり(爆)。
創作というか読み物の出発点みたいな話になり、ベノさんも私も和洋の怪奇物が大好きだったことが判明。小中の頃に図書館などで海外ホラー文庫を読みあさっていたり、ベノさんの怪奇伝承物の資料集は中野あたりで高く売れるそうだったり、鬼太郎のボードゲームなどは二人とも当然の通過儀礼だったり(笑)。あと、乱歩の「押絵と旅する男」は私も氏の傑作だと思い、大学の卒論で論評したのですが、なんとベノさんも傑作認定で、ちょっと感動しました。
それから、夜野さんが行ったことがある恐山のあやしい温泉の話とか、タイトルはいつ考えるかとか、原稿用紙で下書きってするの?とか(私はパソコン直書き派)、やっぱり音楽を聴きながら小説を書くことが多い、筆が進むアルバムがあるとか、「聊斎志異」という中国古典についてとか、ザックバランにテーマが転々と。
一旦切って、録音がちゃんと出来ていることをベノさんが確認。大丈夫そうだったので、私は豆乳ラテを注文(笑)。
夜野さんは漫画を出版社に何度か持ち込んだことがあり、某少年誌の編集部の方にダメ出しされた話を聞く。そこから素人漫画論に突入。少年誌掲載をめざすなら、「主人公の目的意識(何をめざすか)がないとダメ」というその編集部の指摘は一理あると同感。必ず「邪魔」が入り、その邪魔に対して「立ち向かう」ならバトル系になるし、「逃げる(かわす)」ならラブコメ系になると素人分類。主人公が突き進んでいくために、強大なラスボスをどんなふうに設定するかとか。
といったあたりで、6時に。私は次の新橋オフがあるので解散に。いやあ、たっぷり3時間ほど珈琲囲んで熱く語りましたね。ベノさん、夜野さん、どうもありがとうございました。よし、次は恐山でオフ会しましょうか(爆)。コハさんも来れる距離ですよね?(冗談です)
てことで、ほんと充実した新宿おやつ会でしたー。もっと詳しいレポはベノさんが録音したものを編集してくれているので、それを楽しみに待っていてくださいね(^-^)。
そして私は小雨の中、東京メトロで新橋へ向かいました。
22日が友人の結婚式だったのですが、日曜は休みだし、せっかくだから東京でオフ会が出来ないかなぁ、と思っていろいろお誘いしてみたわけです。欲張りですいません(^-^)。
そしたらなんと、ベノさん&夜野さんのおやつ会と、「500文字の心臓」の方々との飲み会と、贅沢なダブルオフが実現してしまいました。普段創作に関してあーだこーだしゃべれる機会なんてないもので、もうウキウキでした。というわけで、待ちに待ったオフレポです。
さて、23日ですが、3時にベノさん&夜野さんと新宿駅南口に集合。
ベノさんと夜野さんは前にコハリトさんを交えて合ったことがあるので、顔見知りなのですが、私は何しろお二人とも初対面ですから、新宿南口の雑踏にしばらく揉まれておりましたが、無事にベノさん、夜野さんにお会いできて、じゃあ近くの喫茶店へ珈琲でも飲みにいきましょう、という流れに。
まずはお土産のチーズ詰め合わせを二人にお渡しし、お返しに夜野さんからなぜか真っ赤なTシャツをいただく。ありがとうございます。豆乳ラテというマメマメシイ飲み物が気になりつつも、「おやつ会」だし、と思って普通にケーキセットを注文。
で、簡単に自己紹介したあと、早速本題の「創作談義」に入りましょうか、という異様な団体ぶり。実はベノさんの掲示板に出没する文字ゲリラさんからいろいろオフ会のテーマを提供していただいたという他力本願な団体ぶり(笑)。すると、ベノさんはバッグからiBookを取り出し、マイクを取り付け、これで3時間くらい録音できるはず、と準備をはじめる。すげええぇぇ、インタビューみたいじゃん!と目を輝かせつつ、サ店の片隅で妙にサイバーな団体ぶり(爆)。
創作というか読み物の出発点みたいな話になり、ベノさんも私も和洋の怪奇物が大好きだったことが判明。小中の頃に図書館などで海外ホラー文庫を読みあさっていたり、ベノさんの怪奇伝承物の資料集は中野あたりで高く売れるそうだったり、鬼太郎のボードゲームなどは二人とも当然の通過儀礼だったり(笑)。あと、乱歩の「押絵と旅する男」は私も氏の傑作だと思い、大学の卒論で論評したのですが、なんとベノさんも傑作認定で、ちょっと感動しました。
それから、夜野さんが行ったことがある恐山のあやしい温泉の話とか、タイトルはいつ考えるかとか、原稿用紙で下書きってするの?とか(私はパソコン直書き派)、やっぱり音楽を聴きながら小説を書くことが多い、筆が進むアルバムがあるとか、「聊斎志異」という中国古典についてとか、ザックバランにテーマが転々と。
一旦切って、録音がちゃんと出来ていることをベノさんが確認。大丈夫そうだったので、私は豆乳ラテを注文(笑)。
夜野さんは漫画を出版社に何度か持ち込んだことがあり、某少年誌の編集部の方にダメ出しされた話を聞く。そこから素人漫画論に突入。少年誌掲載をめざすなら、「主人公の目的意識(何をめざすか)がないとダメ」というその編集部の指摘は一理あると同感。必ず「邪魔」が入り、その邪魔に対して「立ち向かう」ならバトル系になるし、「逃げる(かわす)」ならラブコメ系になると素人分類。主人公が突き進んでいくために、強大なラスボスをどんなふうに設定するかとか。
といったあたりで、6時に。私は次の新橋オフがあるので解散に。いやあ、たっぷり3時間ほど珈琲囲んで熱く語りましたね。ベノさん、夜野さん、どうもありがとうございました。よし、次は恐山でオフ会しましょうか(爆)。コハさんも来れる距離ですよね?(冗談です)
てことで、ほんと充実した新宿おやつ会でしたー。もっと詳しいレポはベノさんが録音したものを編集してくれているので、それを楽しみに待っていてくださいね(^-^)。
そして私は小雨の中、東京メトロで新橋へ向かいました。
太古より、かれらは年に数度ある謝恩祭を何より心待ちにしている。その夜すべての脳はいつもより深い夢に包まれて、神経の網がはずれ、かれらはにぎやかに出かけていく。ジャズピアニストは「夜は千の目をもつ」という歌を世に残したが、それは撹拌された夢のわき道で偶然その一景を嗅ぎとったに違いなかった。
謝恩祭の日、かれらは同胞の過労死裁判を傍聴し、新しいオープンカフェでブルーベリーアイスをつまみ、大学で人種問題の討論会に参加し、エステサロンで乾燥肌をうるおす。人気のジムでは筋力を鍛えたり、プールでたっぷり遊泳したり。バーではビールなどの炭酸類は売れず、客はそろってソムリエの真似ごとをする。やがていつもの相棒と離れ、気の合う恋人を探しふたりきりでグラスをやさしく傾ける。明け方になるとそわそわしはじめ、内側に焼きつけた目醒めの時刻を互いに思い出し、再会の願いを抱き帰途につく。
あのときピアニストは粗悪な粉末のせいで迂闊にも夢のかごから転がり出てしまったのだ。漆黒の眼窩をかばいつつ動物習性のようにピアノに座り、十本の長い指で美しい楽曲を奏でた。いわく口ずさんだ詩は、運命の出逢いは夜の目がみちびく――と。
(了)
謝恩祭の日、かれらは同胞の過労死裁判を傍聴し、新しいオープンカフェでブルーベリーアイスをつまみ、大学で人種問題の討論会に参加し、エステサロンで乾燥肌をうるおす。人気のジムでは筋力を鍛えたり、プールでたっぷり遊泳したり。バーではビールなどの炭酸類は売れず、客はそろってソムリエの真似ごとをする。やがていつもの相棒と離れ、気の合う恋人を探しふたりきりでグラスをやさしく傾ける。明け方になるとそわそわしはじめ、内側に焼きつけた目醒めの時刻を互いに思い出し、再会の願いを抱き帰途につく。
あのときピアニストは粗悪な粉末のせいで迂闊にも夢のかごから転がり出てしまったのだ。漆黒の眼窩をかばいつつ動物習性のようにピアノに座り、十本の長い指で美しい楽曲を奏でた。いわく口ずさんだ詩は、運命の出逢いは夜の目がみちびく――と。
(了)
群青の午後の霧が吹き散らされると、機織り師の一団に出くわした。彼らの牽く巨大な睡蓮の葉には山盛りの花びらが積まれている。平たい葉のすきまから花びらはこぼれ落ち、道筋となって霧の奥まで伸び、後に続いてきたらしい花咲とかげの行列がうっすら見えた。腹と足がキシキシ擦れる気配が迫り、地面を舐める黄色い舌が、彼女と僕を立ちすくませる。僕らは迷子だった。機織りに道を聞くと、キツツキの配達夫みたいに高く鳴き、背中の織り機を下ろし、いそいそと地中の糸を編みはじめた。足元の草むらから細い糸が引き出され、一匹の花咲とかげが不器用に舞い、うなりを上げて瓦礫みたいに崩れ落ちる。とかげの破片は飴色のビーズとなり、機織りたちが編むごとに神秘的な光沢をおびた紋紗が拡がってゆく。機織りの手招きで彼女は導かれ、厚いケープを脱ぎ捨てて、少女のような未熟な肌をさらし、とかげの脈動で彩られた可憐な布に巻きとられた。そして彼女が裸足で睡蓮の葉をまたげば、僕の舌が呼応するように伸びていく。冷たい指でつんと摘まれると全身を悦びが駆け昇った。僕は四つん這いになり、背に大ぶりなつぼみをまとい、蓮から漏れる蜜を舌先でそっと受けとめた。
(了)

(了)


オンライン文芸マガジン『回廊』の「第一特集 つながる超短編」というリレー企画に参加しました。
『回廊』は、「500文字の心臓」でお世話になっている秋山真琴さんや水池亘さんらが企画されているWebマガジンです。超短編や短編小説がたくさん掲載されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
私も少しずつ読んでいこうと思っています。
青島さかなさん主催の文芸競作イベント「千文字世界」がついに作品公開されました。同時に、感想掲示板、投票所とも設けられています。投稿は締め切られましたが、どなたでも自由に感想や投票に参加できますので、ぜひ覗いてみてくださいね。
それから、「500文字の心臓」で第57回タイトル競作「眼球」の投稿作品が発表されました。
どちらにも私は一作ずつ投稿しています。匿名性競作企画なので、作品は明かせませんが、そのへんも楽しみつつ、春のスタートに超短編の奥深い世界に触れてみてもらえたらと思います。
春一番で「眼球」ってどうよ、というツッコミはともかくとして(←タイトルを選んだの誰だよ・爆)。
それから、「500文字の心臓」で第57回タイトル競作「眼球」の投稿作品が発表されました。
どちらにも私は一作ずつ投稿しています。匿名性競作企画なので、作品は明かせませんが、そのへんも楽しみつつ、春のスタートに超短編の奥深い世界に触れてみてもらえたらと思います。
春一番で「眼球」ってどうよ、というツッコミはともかくとして(←タイトルを選んだの誰だよ・爆)。
散歩のおりに神社のそばを通ると、道端に太鼓を売っている男がいた。物置から這い出てきたような風体だ。息子たちが恐る恐る近づくと、いま生き返ったかのように身を起こし、黄色い歯を見せ笑い、威勢よく売り物の太鼓を鳴らしはじめた。カラスの郎党どもが騒がしく枝から枝へ渡りあう。男は腰の巾着袋からよく磨かれた小石を取り出し、息子たちの前に並べた。男が太鼓を鳴らすと、石はころりころりと踊りだし、やがて鼻の高さまで浮かび上がった。息子たちはひゃあと声を上げ、おおはしゃぎで私を呼びつけた。なにを、そんなことあるもんか、と覗きこめば、男は下賎なしたり顔で太鼓を鳴らし、私の鼻の高さまで浮き上げた。種を暴いてやろうと大人げなく石に掴みかかれば、咄嗟に男は真っ赤な顔でめいっぱい太鼓を打ち鳴らし、石はさらに宙へと逃げていく。息子たちもカラスどもも無量にそれを囃し立て、石はするする、太鼓はどろろ。逃すまいと見上げると、私たちの真後ろに天を衝くような大男が立っていた。目も鼻も肉に埋もれ、大きな口から小人の手足がだらりと垂れる。道端を向けば、太鼓の音も男もすべて失せ、息子たちの姿も煙のように消えていた。
(了)
(了)
超短編サイト『500文字の心臓』の次回タイトル競作「眼球」の投稿作品が書き上がった。自分で選んでおいて言うのも変だが、自分の志向性(というか嗜好性?)からすると、やはりこれはわりと書きやすいタイトルだったかもしれない。
いやー、最近これだけ余裕もって書いた回もなかったかもしれない。前回の「プラスティックロマンス」は最終的なネタが浮かんだのは締切当日だったし(なので少々状況設定や言葉選びに厳しくなりきれていない点が自分的にある)、前々回の「☆」にいたっては結局何も書き上がらなかったという状況だったので。
まあ、とにもかくにも「眼球」です。
今後こそちゃんと防衛戦だー! わーわー!(と勝手に一人で盛り上がる)
いやー、最近これだけ余裕もって書いた回もなかったかもしれない。前回の「プラスティックロマンス」は最終的なネタが浮かんだのは締切当日だったし(なので少々状況設定や言葉選びに厳しくなりきれていない点が自分的にある)、前々回の「☆」にいたっては結局何も書き上がらなかったという状況だったので。
まあ、とにもかくにも「眼球」です。
今後こそちゃんと防衛戦だー! わーわー!(と勝手に一人で盛り上がる)
青島さかなさん主催オンライン文芸イベント『千文字世界』に投稿しました。前回(昨年)は主催者を除けば一番早い投稿だったのに、今回は超ギリギリだったよ! それだけ練りに練ったものかと言うと、そうとも言えず(ぉぃ)。
ちなみに、毎回ユニークな縛りがありますが、今年の縛りはこういうものでした。
☆千文字世界制限
千文字以内の作品であること。
☆禁断の果実制限
タイトルに果実の普通名詞を含めること。
本文にタイトルで使用した果実名称を使用しないこと。
さて、投稿者は「500文字の心臓」つながりの方々をはじめ、わりと知っている人(瀬川さんとか那崎さんとかまえぞうさんとか)が多い模様。
みんなー、ちゃんと「テキストくん」使ったかな〜?!
というわけで、数日後には作品発表されると思いますので、楽しみに待ちましょう。作者匿名制なので作品は明かせませんが、どうぞよろしく!
ちなみに、毎回ユニークな縛りがありますが、今年の縛りはこういうものでした。
☆千文字世界制限
千文字以内の作品であること。
☆禁断の果実制限
タイトルに果実の普通名詞を含めること。
本文にタイトルで使用した果実名称を使用しないこと。
さて、投稿者は「500文字の心臓」つながりの方々をはじめ、わりと知っている人(瀬川さんとか那崎さんとかまえぞうさんとか)が多い模様。
みんなー、ちゃんと「テキストくん」使ったかな〜?!
というわけで、数日後には作品発表されると思いますので、楽しみに待ちましょう。作者匿名制なので作品は明かせませんが、どうぞよろしく!
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