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愛する人へ (作:30‐06) <希望の超短編>

 もう泣かないで。
 抱き寄せた君の細い肩は、出会った頃と同じ。
 あの頃と同じように、笑って。
 無理かな?ごめん。
 愛理と和磨はもう寝た?
 君も、もう寝たほうがいい。
 疲れてるんだろ。
 さっき愛理が言ってたね。
「パパ、いつまで寝てるの。起きてよ」
 可笑しいね。
 うん、可笑しいよ。
 君にお願いがある。
 子供たちがもう少し大きくなったら、伝えて欲しい。
 僕は君たちをいつまでも見守っているって。
 だから、君もおやすみ。
 
 もう行かなくちゃ。
 ずっと君に寄り添っていたいけど。
 最後に君の髪の匂いだけ、持って行くことにするよ。
 もう行かなくちゃ。
 だから君も、もう泣かないで。

(おわり)


著作権は作者にあります。
作者コメント:ポジティブに捉えてみましたけど、暗いっすね。ゴメンナサイ。
管理人コメント:胸の奥がきゅっとなりました。

疲れた心に安らぎと光明を。みんなに届け、希望の超短編。
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テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

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sleepdog

Author:sleepdog
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、名古屋市在住。どうぞよろしくお願いします。

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