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向うの友人のこと (作:高柴三聞) <希望の超短編>

 あの戦争にしたって、理不尽だった。
 今度の天災を思うと、我々の生きている世界は理不尽なんだ。
 今度のことで良く分かった。
 良い人間も悪い人間、そんな価値基準なんか理不尽の前では通用しない。
 生き残って助かった人と、そうでない人がいるだけだ。
 だからこそなんだと思う。老人も赤ん坊も、すべての人間は等しく愛されるべきなんだって気がついた。だから、僕は僕の戦いを始めようと思う。今できることを。

 友人は電話で熱くそう語った。それから、連絡は今までずっとない。まっすぐな奴だから少し心配だけれど、きっと今頃頑張っているのだと思う。僕は奴を信じようと思う。

(おわり)


著作権は作者にあります。
疲れた心に安らぎと光明を。みんなに届け、希望の超短編。
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テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

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sleepdog

Author:sleepdog
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、名古屋市在住。どうぞよろしくお願いします。

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