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最期の握手 (作:浦戸シュウ) <希望の超短編>

 息子の手が見えた。
 グッと握って放した。呆然とした顔で見送る息子。バカだね。どっちかしか助からないときは迷わず自分が助かれって言っただろう。早く逃げな。私の命の続き。

(おわり)


疲れた心に安らぎと光明を。みんなに届け、希望の超短編。
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テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

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プロフィール

青砥 十

Author:青砥 十
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、奈良県在住。どうぞよろしくお願いします。

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