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台風一過 (作:はやみかつとし) <希望の超短編>

 舗道に打ち捨てられた骨だけの傘がガサッと蠢くと一匹の翼竜になって勢いよく飛び立つ。見る間に真っ青な空高く舞い上がり、点に消える直前、ぱっと開いて白い落下傘になる。ゆるやかに漂いながらそれは透き通っていき、日輪をうけて七色の虹彩をまとうと、やがてぼくの右目にふわりと着地した。
 それ以来、ぼくは恋を失っていない。

■英訳
"After The Storm" - Translated in English by the Author

An umbrella frame deserted on the pavement made a sudden move, turned into a pterodactyl and rocketed through the air. In a second, it soared into the cerulean sky, and right when it seemed to disappear, it popped open into a white parachute. Then it went floating, by and by becoming transparent, wearing a rainbow-colored iris in the sunlight, and finally made a soft landing in my right eye.

Trust me, I haven't lost a love ever since.

(おわり)


著作権者は作者にあります。

疲れた心に安らぎと光明を。みんなに届け、希望の超短編。
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テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

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sleepdog

Author:sleepdog
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、名古屋市在住。どうぞよろしくお願いします。

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