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裏山を冒険~ハトの恩返し~ (作:三里アキラ) ♪希望のポケット童話

 ケイコちゃんとユウタくんとアキナちゃんとマコトくんが裏山を冒険。てくてく歩いて裏山を冒険。

 ケイコちゃんが言います。
「わあ、大きな木」
 ユウタくんが言います。
「でっかい虫だ」
 アキナちゃんが言います。
「ほら穴があるよ」
 マコトくんが言います。
「何かいる!!!」

 マコトくんの大声に、ケイコちゃんとユウタくんとアキナちゃんが寄ってきました。
 真っ白いハトでした。ハトはバサバサと羽を動かしますが、うまく動けないようでした。

 ケイコちゃんが言います。
「ケガしてるのかな?」
 ユウタくんが言います。
「木から落ちたのかな?」
 アキナちゃんが言います。
「消毒液ならもってるけど」
 マコトくんが言います。
「たしかめてくる!」

 マコトくんはハトに近寄り、そっと触りました。
「ケガはしてないみたい!」
 羽にひもがからまっていたので、マコトくんはそれを丁寧に取りました。
 ハトはゆっくり羽を確認して、バサリと飛び立ちました。四人の頭の上をくるくると回り、「こっちにおいでよ」とでも言うように山の奥へ。
 ケイコちゃんとユウタくんとアキナちゃんとマコトくんは追いかけます。しばらくいくと広場に出ました。

「あ!」
 ケイコちゃんが言いました。
「あ!」
 ユウタくんも言いました。
「あ!」
 アキナちゃんも言いました。
「すごい!」
 マコトくんが叫びました。

 そこにはキイチゴがたくさんなっていて、赤と緑が鮮やかでした。
 ハトはヌッヌーと満足そうに鳴き、また四人の頭の上を回って、飛び去っていきました。
「ここを秘密基地にしようよ」
 ケイコちゃんが言いました。
「いいね」
 ユウタくんが言いました。
「いっぱい遊べるね」
 アキナちゃんが言いました。
「ここはでも、山のみんなのものだよ」
 マコトくんが言いました。

 マコトくんの言うことに、ケイコちゃんもユウタくんもアキナちゃんもうなずいて、今日の冒険を完了することにしました。
 キイチゴをいくつか食べて、山を下ります。

 ケイコちゃんが言います。
「楽しかったね」
 ユウタくんが言います。
「うん、とっても」
 アキナちゃんが言います。
 「また来たいね」
 マコトくんが言います。
「山のみんなとも仲良くなりたいな」

 またいつか、裏山を冒険することを約束して、ケイコちゃんとユウタくんとアキナちゃんとマコトくんはニコニコしながら帰っていきました。
 山の木の上では、白いハトがヌッヌーと鳴いていました。

(おわり)


著作権は作者にあります。

未来に夢と希望を、そして灯火を。ポケットの中の童話。
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テーマ : 児童文学・童話・絵本
ジャンル : 小説・文学

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Author:sleepdog
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、名古屋市在住。どうぞよろしくお願いします。

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