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サニーマン (作:三里アキラ) ♪希望のポケット童話

 サニーマンは太陽電池で動くロボットです。すごい技術を結集して作られていて、太陽の光さえあれば、人間と同じように歩いたり者をつかんだり考えたり喋ることだってできます。

 光り輝く太陽のもと、サニーマンは歩きます。昼寝をしているウサギに出会いました。
「ヤア、うさぎサン。ドウシテ眠ッテイルンダイ?」
 ウサギは目を覚まして答えます。
「いい天気だからさ。怖いオオカミもいないから、ゆっくりしていたいんだ」
 サニーマンは目をピカピカ光らせながら言いました。
「ソウカ、私ハイイ天気ダカラ、イッパイ歩キタイヨ」
 ウサギが言いました。
「いっぱい歩いたら休息もしっかり取りなよ」
 サニーマンは力強くうなずき、歩き続けます。

 光り輝く太陽のもと、サニーマンは進みます。踊っているリスたちに出会いました。
「ヤア、りすサンタチ。楽シソウダネ」
 リスたちは踊りながら答えます。
「いい天気だもの。じっとしてるのはもったいないからね」
 サニーマンはまた目をピカピカ光らせながら言いました。
「ソウカ、私ハ遠クニ行ッテミタイカラ歩クヨ」
 リスたちが言いました。
「遠くに行っても、帰る場所はあるからね」
 サニーマンは力強くうなずき、進み続けます。

 傾いた夕日のもと、サニーマンはゆっくり足を動かします。高い山につきました。
「フウ」
 サニーマンは立ち止まりました。太陽が沈む準備をはじめ、だんだん暗くなってきました。山の上からすそ野を見下ろします。
「イロンナモノガ見エルナア」
 サニーマンは座り込みました。どんどん暗くなってきます。
「サア、私は今カラ眠ルコトニシヨウ」
 太陽の光が届かなくなり、サニーマンのエネルギーは切れそうです。
「目ガ覚メタラ、楽シイだんすヲ踊ルコトニシヨウ」
 そう言ってしまうと、サニーマンは固まって動かなくなりました。

 朝になれば太陽がのぼります。太陽がのぼったらサニーマンはまた動きはじめます。さあ、どんなダンスを踊るんでしょうか。太陽はかならずのぼるから、お楽しみに。

(おわり)


著作権は作者にあります。

疲れた心に安らぎと光明を。みんなに届け、希望の超短編。
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テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

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sleepdog

Author:sleepdog
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、名古屋市在住。どうぞよろしくお願いします。

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