釣望 (作:茶林小一) <希望の超短編>

 パンドラが釣りをすると、いつも希望ばかりが釣れていた。
「だめだわここは。場所を変えましょう」
 パンドラが去ったあと、残された竿で、女が釣ってみた。
 脂肪が釣れた。
「これだから人間はダメなのだ。どれ、我輩に貸してみろ」
 荒ぶる女から竿を奪い取り、火星人が釣った。
 欲望という名の巨乳美女が釣れた。
 満足げな顔をして火星人が去ったあと、マゼランが通りかかって釣ってみた。
 喜望峰が釣れた。

(おわり)


著作権は作者にあります。

テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

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