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かじかんだ手 (作:武田若千) <希望の超短編>

 桜の木が、開花する間近になるにつれ、幹に、うっすらと色を蓄えている。

 その艶めかしさと、春らしい初々しさが、まるで恋人のようで、幹に手を伸ばさせる。

 木肌の感触が、かじかんだ手を温めるようで。



 風邪などひいていないですか、春はもう土の中を満たしております。



 冷たいだろうと思っていた土の中から、そんな便りが届いたような気がする。


(おわり)


2008/03/01 作者サイトに掲載。
著作権は作者にあります。
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テーマ : 超短編小説
ジャンル : 小説・文学

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Author:sleepdog
幻想、冒険、恋愛、青春などをテーマにした短編小説をいろいろ書いています。子供のころから妖怪が大好きで、最近は結構ゆるふわなものが好みです。 生まれは群馬県前橋市。現在、名古屋市在住。どうぞよろしくお願いします。

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